我が家の裏手にある倉庫の更に南西側の塀沿いの半日陰に、樹齢50年程度の沈丁花がある。
樹高は1.5メートルほどで、毎年3月頃に淡紅色の小さな花がボール状に密集して開花し、強い芳香を放ちます。
沈丁花の寿命は10~30年とされ、かなり寿命の短い樹木と言えます。
我が家の沈丁花は、50年ほど前に母方の祖父から母が譲り受け現在の場所に植えたもの。
通常は、ある程度成長したものは移植(植え替え)すると、枯れてしまうことが多いのですが当家の沈丁花は無事根付き、長年に渡り毎年よい香りを楽しませてくれました。
しかし、三年ほど前から葉先が縮れてクセが入り、葉色も悪くなってきたので対応策を調べてみたら、挿し木で殖やせるとのこと。
植え替えにも弱く、根腐れしやすいのに挿し木には向いているというのが不思議でしたが、2年前に挿し木にチャレンジしました。
通常は1年程で植え替えし、定植または鉢植えするのですが、母の介護などでバタバタしていて時期を逸してしまいました。
根付いて余り年数が経ってしまうと植え替えで枯れる可能性が高くなるので、今年は適期の4月頃には忘れずに植え付けをしようと思います。
祖父と母の両方の思い出が詰まっている木ですからね。(^.^)
※ 添付画像は我が家と倉庫の間に置いてある、挿し木(挿し芽)2年経過の沈丁花です。
by 独楽助